谷中村廃村百年
田中正造の遺徳を偲び渡良瀬の自然と環境を守る11・5大行進の日程が判明しましたのでお知らせします。
8:30 受付開始
9:21 東京より「正造号」到着
古河第一高等学校吹奏楽団の歓迎演奏
10:00 出発式開会
11:00 行進開始(途中シルバーセンターで休憩)
12:00 行進終着(正造広場)
閉会挨拶
昼食後自由行動
行進終了後「赤貧洗うがごとき」上映会が開催されます。
(ゴルフリンクス内アリーナにて)
なお、この大行進へのメッセージを紹介します。
メッセージ
田中正造の遺徳を偲び、渡良瀬の自然と環境を守る大行進に寄せて
東北本線を守る会 山火武津夫(やまびむつお)
平成二年、運輸省は、東北新幹線を建設する代わりに、東北本線の廃止を求めてきました。岩手県北の小さな町、一戸町(いちのへまち)に住む私たちは、新幹線が建設されても、在来線である東北本線が廃止されれば、一戸町の四つの駅が新幹線のトンネルの上になり、「陸の孤島」になって町が無くなると、町民が立ち上がりました。短期間のうちに、三千人の住民組織「東北本線を守る会」を結成しました。「東北本線を廃止しなくても、JRの経営は成り立つ」と、具体的な証拠を示し、政府の不当と闘いました。行政と共同して闘いました。
その結果、鉄道は第三セクター鉄道になりましたが、バスへの転換ではなく、鉄道の存続を勝ちとりました。また、私たち住民は、「貨物の東北本線での輸送が筋」だとし、奥羽本線での輸送案、新幹線での輸送案、二千台の大型トラックによる輸送案に打ち勝ち、東北本線での輸送継続を実現しました。
私たちの鉄道と町を守る運動は、「移動の自由(交通の自由)は人権」だとして、『交通基本法』の制定を求めて、まだ続いています。
いま政治のゆがみで、生きることが困難な低賃金、年金。税金・介護・医療費の引き上げ。地域から郵便局、学校、病院が無くなり・・・生きていくことへの不安が大きくなりました。
田中正造の時代だけでなく、今、田畑や山が荒れ、集落が消滅しつつあります。それでも、私たち庶民は、黙っていなければならないのでしょうか。
生きることへの不安が広がっているとき、「真の文明は山荒らさず 川を荒らさず 村を破らず 人を殺さざるべし」の田中正造の言葉が、私たちの心に響きます。
人間として生きることができる日本に。そして、戦(いくさ)がない日本に。主権者の一人として声を上げましょう。
田中正造の生き方に、私たちの生き方を重ね、
南からも北からも、「エッ、エッ、オー」。
東からも西からも、「エッ、エッ、オー」。
メッセージ
田中正造の遺徳を偲び、渡良瀬の自然と環境を守る大行進に寄せて
国立環境研究所アジア広域大気研究室長
日本エアロゾル学会 会長
筑波大学大学院環境科学研究科教授
畠山 史郎
「田中正造の遺徳を偲び渡良瀬の自然と環境を守る11.5大行進」にあたり、一言ご挨拶させて頂きます。
本年は、自然・環境保護の先駆者田中正造翁ゆかりの谷中村の廃村100周年にあたるとお聞きしました。このような節目の年に、環境保護の重要性を知らしめる大行進が行なわれる事は、実に意義深いことと、皆様の活動に心から敬意を表します。
私が研究を進めております東アジアの大気環境は、この地域に急速な工業化を進めている国々が多いため、悪化の一途をたどっております。もはや一国の対応で済む問題ではなくなり、大陸規模、地球規模での取り組みが必要となってきています。環境保護の取組みには、自分だけがよければよいというような狭い視点ではもはや対応できなくなってきているのが現実です。その意味でも、環境保護の重要性を広く国民に知らしめる本大行進の意義は誠に大きいものがあります。
この大行進が良いお天気のもと、多くの方々の参加を得て成功裏に進められますことを心からお祈り致します。
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